「サブウェイ」
私は一度決めると頑に同じモノを求め続けるキライがある。
行きつけの店で「いつもの」で事済む様な阿吽の呼吸が好きだ。
例えるなら、「並」と言っただけで牛丼の並盛りが出てくる吉牛の様な...
そんな私のオモイを知ってか知らずか、対極にある店がある。
その名は「サブウェイ」、サンドイッチ屋さんだ。
行く度にパンの種類から、ソースの種類から、嫌いな野菜から、いちいち聞かれる。
優柔不断な自分は、その度にアタフタしながら注文する事になる。
もういい加減「ロービー」と言えば、勝手に出来上がる組み合わせを決めて欲しいと切に思っている。
でも何故か食べに行ってしまう。
要は好きなのだ。
似合わないジーンズに黒いシャツを着たオジサンが注文にまごついていたら、温かく見守って欲しい。
そのうちICカードに好みの組み合わせが登録されて、一発注文出来る日が必ず来るから...