ドコモのラジオCMを聴いた。
曰く「十人十色の国のスマートフォン」
要は人それぞれに違うニーズに合わせて豊富なラインナップを用意したと言う訳だ。
それは暗に全世界共通のiPhoneへの嘲笑であり揶揄に他ならない。
聴いた瞬間、もうドコモには盛者必衰の未来しか残っていない事を確信した。
一見ユーザーフレンドリーな顧客第一主義と思えるかも知れない。
しかし実際には客に媚びるだけでモノの本質を見抜く努力を放棄したに過ぎない。
グローバルスタンダードを真っ向から否定するこの主義のまま世界進出をしたらどうなるのか?
全世界の十人十色に応えなくてはならないではないか。(笑)
取説を全部読み終えるのに5年はかかる超高機能携帯、とか
��万種類の豊富なラインナップからお選び頂けます、とか
程度の差こそあれ、既に同様な滑稽に陥っている事にドコモ経営陣は気付くべきである。
携帯電話に本当に必要な機能・性能とは何か?
正しい取捨選択はそのモノの本質を見抜き理解し独自の哲学を持たなくては不可能である。
多くの識者が指摘する様に、iPhoneには革新的な技術は一つもない。
電話にとって本当に必要な機能を絞り込み、その機能一つ一つを比類なきまでに洗練させただけなのだ。
先行する多くの携帯電話が肥大化し混迷し、進化の方向を見失ったのを尻目に
Appleはたった一社でまんまと「電話を再発明」してみせたのである。
何度も言おう
この世にスマートフォンは2種類しか存在しない。
iPhoneとそれ以外