2009年10月19日月曜日
ダイソンのエアマルチプライアーに思ふ
「Dyson Air Multiplier」
私の「出雲ネタ」を休んででも取り上げなくてはならない注目の家電が発表された。
吸引力が落ちない唯一つの掃除機でお馴染みのダイソンだ。
コレ虫眼鏡ではない。
扇風機である。
風を作るファンは胴体の中だとか。
輪っかの部分に細いスリットがあり、そこから空気を出して翼状断面の輪っかで増幅するらしい。
原理を説明したビデオを見る限り、流体力学そのものだ。
あの重たい飛行機が浮かぶのは翼で発生する揚力のお陰である。
その翼を環状にして、風に向かって進む代わりに風を当ててるのだ。
で、発生した揚力を浮力ではなく風の増幅力として使ってるのだと私は理解した。
そうですよね、ダイソンさん?
この製品を見て地団駄踏んで悔しがったのは、我が家のサーキュレーターのブランドであるVornado社に違いない。
同社はあのボーイング社の技術者がスピンオフして起したカイシャなのである。
流体力学ならお手の物の筈だ。
しかし、まさか風を作るファンを見えない胴体に仕舞い込むとは夢にも思わなかっただろう。
だが待って欲しい。
この天才的発想をずっとずっと前に思いついていた人物がいる。
ドクター中松氏である。(笑)
扇風機ではないが、デスクライトの光源を胴体に仕込み、それを鏡で反射させて自由に調節できる「ライトミニ」を製品化しているのだ。
扇風機とデスクライトは違うって?
失礼ながらそれは些か「トポロジー的視点」に欠けた愚問だ。(笑)
何が言いたいのか自分でも分からなくなってきた。(笑)
ま、やっぱりドクター中松氏は凄いということで...