暮れから年明けにかけて、築地のマグロ競り見学が当面中止されるらしい。
一部の外国人観光客のマナーの悪さが一因とか。
仕事柄ごく希に場内に入ることがある。
東京の台所たる築地の、暮れの活気、或は殺気はハンパではない。(笑)
信号なぞある訳も無い場内の交通秩序は混沌を遥かに超越しつつ、しかし阿吽の呼吸が存在する。
四方八方からターレーが飛んでくる。
勝手を知らぬ私がまごつこうものなら、年季の入った翁にアゴで指図されることになる。(笑)
綿々と続くシキタリを遮ってはいけない。
気丈で誇りを持った仕事を邪魔しちゃいけない。
まあ、賢明な措置であったとは思う。
ただ、折角極東の小国へ遠路遥々来訪してくれた客人に、安全で邪魔にならない見学コースを用意してあげても罰は当たるまい。
競りの臨場感、緊迫感に触れられて、巨大なマグロの雑魚寝と記念撮影ができる施設なりが出来ないものか?
忙しいぱっぱちゃんは思うのであった。