行きつけの床屋が店を畳むことになった。
店主が年齢的に仕事を続けることが困難になったのだ。
頑固なオヤジだった。
通い始めの頃は行く度に髪型を訊かれる。
モノグサなぱっぱちゃんは「いつも通り」で済ませたいのに、事細かに説明しなきゃならない。
面倒でも通うだけの腕があった。
どんな床屋でも切った直後は何とかなるものだ。
しかし、次の散髪までイイ感じが持続する店は少ない。
私だけでなく、相方の評判も良かった。
通い始めて1年位経って、「いつも通り」が通用する様になった。(笑)
定期的に訪れる散髪という儀式を、全く意識せずに安心して任せられる場所になった。
何も考えずに椅子に座れば、こざっぱりした男前になってるという寸法だ。(笑)
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新しい床屋を捜さなくてはならなくなった。
ただ単に床屋を探すだけならネットなり人なりに訊けばいい。
しかし自分の納得できる店を見つけるのは容易いことではない。
取っ替え引っ替え試す訳にもいかず、安易に妥協する訳にもいかず...
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慣れとは恐ろしい。
現状に安住としている時はその有難味に気付かない。
床屋に限らず慣れ親しんでることが多いなぁ...
日常を反省するぱっぱちゃんであった。(笑)