「Vornado サーキュレーター レプリカモデル VF20」
扇風機が古くなって動作音が五月蝿くなってきた。
急遽「次期扇風機導入計画」が浮上した。
いざ探してみると、扇風機って全く進化していないことに気づいた。
全く以てプレゼンテーションのない、価格競争のみなのだ。
エアコンの時代に扇風機に力が入らないのもムリはないか...
そんな中、唯一気を吐くジャンルがあった。
それが「サーキュレーター(空気循環器)」だ。
部屋の空気を循環させて温度を均一化させる、エアコン時代にこそ価値あるモノらしい。
で、程なく元祖サーキュレーター「Vornado」の名を知ることになる。
米ボーイング社をスピンアウトした技術者が立ち上げたブランドだ。
独自のダブル・インジェクター構造が生み出す竜巻状の風は、深い傾斜角のプロペラによってより遠くへ到達する。
もうバリバリの説得力、納得のストーリー性だ。
私はこのテの蘊蓄に弱い...一発で導入が決定した。
首振り機能も無い、見た目はただの扇風機は、つけた瞬間に「看板に偽りなし」だと悟ることになる。
風が広がらずに棒状に直進している。
その強力な「竜巻」にかき回されて、部屋全体の空気が回り舞台のように動いているのが分かる。
この驚きは何かに似ている...
そう、初めてBOSEのダイレクト/リフレクティング・スピーカーテクノロジーの洗礼を受けた瞬間のそれだ。
音がスピーカーから直接ではなく、周りの壁から聞こえてくる感覚。
Vornadoは正に風が周りの壁から吹いてくる感覚なのだ。
久々にブログの筆が進む逸品に出会った気がする。(笑)