2013年12月21日土曜日

点と点

Appleの「Merry Christmas」のTV CMが無性に泣ける。

それはiPhoneと家族愛をモチーフにした心温まるCMだ。

しかし...私が泣けるのはもっと別の、もっと深い事にある...

冒頭にほんの少し登場する自動車がBP型のスバル・アウトバックなのだ。(笑)

スバルは古くからアメリカで高い評価を受けていた。
前輪駆動、乗用車型四輪駆動を世界に先駆けて創出した技術屋魂は、フロンティアスピリットを重んじるアメリカ人の心にも響いたのだろう。

スバルが高い志と技術力を持ちながら、それに見合った成功を収めていない長い冬の時代があった。
そしてAppleも同様かそれ以上の憂き目を見てきた事は衆目の一致するところだ。

そんな時代に海外のカー雑誌のコラムで「スバルは自動車界のAppleに成るべきだ」という記事をみて、甚く感動した事があった。
実は私も全く同じ事を考えていたからだ。
私の敬愛する両社には驚く程共通点が多いと感じていた。

そして件のCMである。

Apple程の会社ならば、CMの細部にまで口を出しているに違いない。
緻密なマーケティングに基づき、一般的なアメリカの家庭を表現したかった筈だ。
常に自社のブランド価値を高める、誇り高いAppleのCM達。

そしてAppleはSUBARUのCM出演を認めた。(笑)

何というか、私の中の点と点が繋がった様な気がした。