スバルこと富士重工業から新型車「SUBARU BRZ」が3月28日より発売される。
トヨタとの共同開発であり、両社のブランドからの併売である。
結論から言えば、スバルブランドでは発売するべきでは無かったと思う。
これまで私はスバルが国内でも稀有な確たる哲学を持ったメーカーだと信じていた。
全製品に貫かれた設計思想は高い理想と見識に裏打ちされていると感じていた。
しかし、たった1車種の為にこれまでの哲学を自己否定したに等しいと私は思うのだ。
○4WDは理想の駆動方式ではなかったのか?
○ボクサーエンジンは既に低重心ではなかったのか?
○室内配管はより高い安全の為に必要だったのではないか?
○アイサイトは今後全車種へ展開されるべきだったのではないか?
決してBRZがダメだとは思わない。
もしかしたら結構ヒットするかも知れない。
それでもトヨタへのOEM専用車として割り切り、哲学に反するのでスバルブランドでは売れませんと大見得を切ってくれていれば、私の中での評価は今以上に高まっていたに違いない。(笑)
Appleが手のひらを返すようにPowerPCからインテルへ乗り換えた時のような残念感が漂っている。
まあ、その選択が満更間違いではなかった事が皮肉ではあるが...
しかし...トヨタデザインにしてはリアだけはカッコいいなぁ...(笑)