ぱっぱちゃんは大の甘党である。
和洋問わず何でも来いである。
年齢相応にいい加減生活習慣病を心配しなきゃならない程に喰う喰う。(笑)
だがしかし、ロールケーキだけは苦手だ。
それはある出来事が原因だったりする...
小学生の頃、偶々給食が休みの日があった。
その日は各自弁当を持参して昼食だ。
クラスの人気者で本屋の息子T君が何時になく遠慮がちに部屋の隅で食べている。
見るとロールケーキを1本、ナイフで切り出しながら頬張っている。
それが彼のお弁当だった...
子供ながらに居たたまれない気持ちになった。
彼への同情心、哀れみ、或は弁当にはしゃいでいた自分への自責の念。
そして何より、日頃クラスの中心で明朗闊達なT君が見せた寂しそうな姿がトラウマになった。(笑)
味的に嫌いな訳じゃないし、喰って喰えないことはない。
でも、その甘さ以上に塩辛い想い出が想起するのが苦手だ。
人生いろいろなことがあるねぇ...ウンウン。