「秋葉原無差別通り魔殺人事件で死刑求刑」
思い出すだけでも身の毛のよだつ事件である。
検察側の求刑は至極真っ当だと思うしネットでの反応も例外なく肯定的だ。
だがしかし...その論拠には到底承服しかねる点がある。
『事件当時、全責任能力を有する正常な精神状態だった?!』
これだけ凶悪な犯行を終始健常な人格のまま遂行できると考える事自体が恐ろしい。
それじゃぁ全ての人に無差別殺人の素養があると言ってるのと同じだ。
少なくとも心神耗弱状態にすらなかったとするなら、その確たる根拠を明示すべきだ。
誤解の無いように言っておくが、情状酌量の余地があると言いたい訳ではない。
凶行に及んだ要因を個人の資質のみに帰結するのは余りにも早計ではないか?
家庭環境や社会環境を精査し、現代社会に潜む病巣を炙り出すことは無駄ではない筈だ。
珍しく難しい事を考えるぱっぱちゃんであった...