「スタンリー・キューブリック監督:シャイニング」
麗らかな陽射しの昼下がりだった。
間もなく届く予定のMacOSX10.5に備えて、HD内を掃除していた。
ムービーフォルダに昔DVDから取り込んだ、コイツを発見した。
消去する前にちょっと観てみよう。
それが間違いのもとだった。(笑)
いや〜、やはりキューブリックは天才だわ。
もうオープニングの一瞬を観ただけで、そのままエンディングまで一気に見入ってしまった。
心底怖い。正にキング オブ 「恐怖」だ。
何が怖いって、人が狂っていく様のリアルさが半端じゃない。
巨大なモンスターでも、凶暴なエイリアンでも、チェーンソーを振り回す殺人鬼でも、ない。
普通の人間が常軌を逸する「だけ」なのだ。
そして、歴史を刻んだホテルという建造物に宿る「念」の恐ろしさ...
もうHDの掃除どころではなくなってしまった。
そんなキューブリックな休日の午後であった。