「ビジネス社:トヨタ・レクサス 惨敗」
おフ伴...お風呂の伴にする書籍を我が家ではこう呼ぶのだ。
コイツはブックオフで¥105で売っていた。
これなら湯船に落としても大丈夫だ。(笑)
実は以前から不思議に思っていることがあった。
仕事でほぼ毎日、都心の5〜6軒のレクサスの前を通るのだが、客がいない。
いつも、綺麗な受付嬢と営業さんが暇そうに談笑しているのだ。
たまに誘導されながら道に出て来る車は、必ずクラウン。(笑)
ウィークデーだから仕方ないのかもしれないが、奇異にすら感じていた。
そんな時、この本に出会った。
何より驚いたのは、米国でのレクサスの成功の凄まじさだ。
米国レクサスが独自に築いたサクセスストーリーらしいが、日本のトヨタはその成功の本質を理解しないままに看板だけ持ち帰ったというのが、論旨だ。
う〜ん、一見説得力あるけど、何かが足りない。
マーケティングやビジネスの分析は素晴らしいのだが、車自体への視点が欠けている。
プレミアムが全く微笑んでいない訳は、車の方にあるのではないだろうか?
私の疑問は晴れぬまま、今日も人気の無いレクサスの前を通る。